「大きくなったら何になりたい？」
友達と語り合った日々
夢も希望も　そこらじゅうに　溢れていた日々
学校の後は　みんな揃って
野原や山に　出かけていた
けんかしたって　すぐ仲直り　楽しく遊んだ

走り回った裏山に　咲いていた紫の花
「あの花はなんていう花だろう？」
「『希望の花　アヤメ』って　いうのさ」

「夢を追いかける」と　アヤメの花に誓った
あの少年時代の約束　もう果たせないよ

時は過ぎいろいろ勉強した　いろんな人と出会った
そこで言われた　心無いこと　胸に突き刺さる

「あんなものただの花だろ」
「あんなものどこにだってあるだろ」
「あんなものに希望があるのか？」
「ずいぶんどうでもいい希望だな」

夢を追いかけると　誰かに邪魔されていた
いつか僕が希望を邪魔して　なにもできなくなった

「そんなこと君には無理だよ」　「やりだしたからには逃げるなよ」
「これだからいつまでもできない」　「ただし逃げることだけは許さない」
「どうせできないのだからやるなよ」　「逃げているからできないんでしょ」
「やりたくなけりゃ今すぐやめろよ」　「やりたくないだけでしょやりなさい」

こうして僕らは(私たちは)　集まった
それぞれ　暗い過去を　持って
暗闇のそこには　希望があると
少年時代に　教えてくれた
紫の花　希望の花がある

「夢を追いかける」と　アヤメの花に誓う
改めて取り交わす約束
今度こそ　絶対に　叶えてやる！

僕らは　一人じゃない　同じ道の友がいる
アヤメの花に寄せた誓い　共に歩む未来へ